今月もやってまいりました月イチ映画レビュー。
今日レビューする映画は「アベンジャーズ:エンドゲーム」です。
この映画は、今年4月に公開されて大きな話題を呼びました。
私も公開後すぐに劇場で観てきました。
公開自体は6月に終了していたのですが、9月4日よりDVD・BDのレンタルが開始されましたので、改めて鑑賞してレビューしたいと思います!
この記事では、「エンドゲーム」本編のネタバレは含みませんが、過去シリーズ作品のネタバレを含む可能性があります。
少なくともまだ前作「アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー」をご覧になっていない方は、まず前作を観てからこの記事を読んでください!
「アベンジャーズ:エンドゲーム」ってどんな映画?
「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、アメコミ映画の実写化で有名なマーベル・スタジオにて制作された映画です。
世界興行収入がなんと、タイタニックやアバターを抜いて歴代1位となったことでも話題となりました。
本作はアベンジャーズシリーズの4作目に位置づけられています。
「アベンジャーズシリーズ」は多数のヒーローが登場するアメリカのマンガ「マーベル・コミック」に登場するキャラクターが実写化され、一堂に会したいわばヒーローの祭典のような映画です。
登場するキャラクターはもちろんですが、それを演じる俳優陣も超豪華。
制作費も相当豪華なんでしょうね…。
人類の未来を取り戻す戦い
ストーリーとしては、前作「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」の直後から描かれます。
最凶のヴィラン(悪役)サノスの前に敗北を喫したアベンジャーズ。
サノスの手によって、全宇宙の人口の半分が失われてしまった。
果たして彼らは失われた家族・仲間・未来を取り戻すことができるのか。
正直ネタバレが怖くて、ストーリーに関してこれ以上のことは言えないですね 笑
前作を見ていただいた方ならわかると思うんですが、相当絶望的な状況で終わりましたよね?
その絶望を引きずったまま本作は始まります。
ですがこのままで終わるわけにはいきません。
その絶望の中、サノスを倒すために、そして失われたものを取り戻すために、ヒーローたちはどうやって巻き返していくのか。
最後まで目を離せない展開が待っています。ホントに。まじで。
MCUフェイズ3の総決算
本作はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のひとつであり、これまでの総決算となる作品です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは
マーベル・コミックを原作とした実写映画作品達を指す言葉であり、同じ一つの世界観を共有している作品群のこと。
世界観を共有することにより、単体作品同士で話の繋がりがあったり、あるキャラクターが別の映画に登場したり、複数作品のキャラクターが一堂に会するクロスオーバーが可能となっている。
「フェーズ」という形で、章のように区切られており2019年現在フェーズ3までが終了し、2020年よりフェーズ4がスタートする予定となっている。
MCU作品はエンドゲームまでに全21作品が公開されています。
その全てがこの映画につながっており、本作でとても大きな区切りを迎えるというわけです。
2008年に公開された「アイアンマン」で始まったMCUが、10年以上の時間をかけて積み上げてきたものの集大成がここにあります。
メインキャラクターを演じる俳優陣の出演契約が満期を迎えることもあり、各キャラクターがどのように描かれているのか注目です。
本作が終わったあとも続いていく、MCUの世界観をどう形成するのか。
この映画が示してくれることと思います。
おすすめポイント
長時間でも飽きさせないストーリー展開
本作はなんと上映時間が3時間を超えます。
3時間です。
ちょっとした映画なら2本は観られる時間です。
長時間にも関わらず、観終わったあとにはこう思うことでしょう。
「え?もう終わったの?」
それくらい体感時間が短く、ストーリー展開のテンポの良さに、視聴した時間があっという間に感じられることと思います。
序盤から終盤にかけて徐々に加速していく展開に、引き込まれていくことは間違いないかと思います!
各キャラクターのこれからに注目
冒頭でも少しお話しましたが、MCUが始まって10年が経過し、契約を満了する俳優陣もいます。
とくにファンの間でビッグ3と言われている「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」「マイティ・ソー」がどのように描かれるのか。
本作において最も重要な要素の一つだと思います。
彼らは自分たちのヒーローとしての在り方に何かしらの「答え」を出すことが出来るのか。
ぜひ注目してご覧いただきたいポイントです。
私は特にロバートダウニーJrが演じる、アイアンマン(トニー・スターク)が大好きで、アイアンマンを中心にMCUを追いかけてきたんですが、エンドゲームでもめちゃくちゃかっこいいんですよ…。
しかも前作で、師弟関係のスパイダーマン(ピーター・パーカー)を、失ったことをずっと引きずり続けているトニーの心理描写もぐっときますし。
彼が最後にどんな答えを出すのかっていうのが、個人的にはすごく見て欲しいところですね。
シリーズファンに刺さる小ネタがたくさん
これまでのシリーズ作品で出てきた設定だったりセリフだったりが、随所にちりばめられていて、それに気づいたときにクスッとしたり感動したり…。
映画制作スタッフの遊び心や映画シリーズに対する愛がすごく伝わってきました。
MCU作品が大好きであればあるほど、より深く楽しめる要素がこの映画には詰まっていると思います。
視聴後でも、カットされたシーンの動画なんかをみていると、より物語をしれますし楽しいです。
観る前も、観てる時も、観たあとも
ずっと楽しみ続けられる映画っていいですよね。
気をつけポイント
関連作品が21作もある
おそらく、観るのをためらっている人はここが最大のネックになっているのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、本作はMCUという作品群の中の一つです。
エンドゲームに至るまでの全21作品が、一つに合流するんです。
「関連作品は一通り観てから」という人にとっては相当なハードルですよね。
あまり簡単に「エンドゲームだけでも面白いよ!」とは言えず…。(そう言っている人を批判しているわけではありません)
いまMCUに関する記憶を消して、0の状態で視聴することができたなら
「単体で観ても楽しめるよ!」
と、胸を張って言えたのですが…。
とにもかくにも、関連作品が多いことはデメリットにもなってしまうよなというお話ですね。
世間的には「エンドゲームを楽しむために観ておくべき作品!」と紹介されている記事などがたくさんあります。
個人的なスタンスとしては100%楽しむのであれば、21作品全部観てほしい。
ただやっぱり映画を21本観るのはなかなかきついですよね。
そこで、私が最もおすすめする追い方は
「好きなキャラクターを見つけて、そのキャラクターを軸にストーリーを追っていくこと」
です。
私の場合はそれが「アイアンマン」と「スパイダーマン」でした。
もちろん一人に絞りきる必要はないと思います。
複数の目線で観られるならより広く楽しめると思います。
好きなキャラクターを追っていくことで、そのキャラクター目線で物語を追いかけることができます。
ちなみにアイアンマンだけで追っていくと、エンドゲームまでに観る本数は8本。
キャプテンアメリカだと5本です。
個人的には、MCUの中心である「アイアンマン」か「キャプテンアメリカ」のどちらかの軸で追っておくと、ある程度本筋を理解しながら楽しめるんじゃないかと思います。
あとはこれに加えて他に気になった作品があれば、それをプラスで観ておくともっと楽しめます。
それを踏まえた上で、ぜひ観ておいて欲しいおすすめの作品は以下の通りです。
正直+αにほとんどの作品をつっこみたくなったのですが、収集がつかなくなりそうだったので、かなり抑えました 笑
(ドクターストレンジとか、ソーとかももちろんおすすめですよ)
観る順番は基本的に公開順で問題ないです。
21作も関連映画があることは、これからシリーズを観始める人にとってはデメリットになりうるかもしれません。
ですが、関連映画が多いということはそれだけ広い世界が広がっているということでもあります。
MCUはとても間口が広く、多くの人を受け入れてくれると思っております。
自分の好きな入口から是非、沼にはまtt
…MCUの世界に足を踏み入れてみてください!
本編の時間が3時間超え
先程も少し触れましたが、本作の上映時間は3時間2分とかなり長いです。
前作インフィニティー・ウォーでも2時間40分あったんですが、それをさらに超えてきました。
しかもこれでも相当なシーンを削っているというのですから驚きですね。
3時間もまとまった時間をとるのは、忙しい人だとなかなか難しいかもなぁと思います。
加えて過去作品まで合わせてみるとなればかなりの時間が取られます。
個人的には、それだけの価値がある映画だと思っていますし、体感時間は本当にあっという間です。
少しでも観たい気持ちのある人は、是非時間を取って観ていただきたいですね。
ちなみに、一作目の「アイアンマン」から「エンドゲーム」までの総上映時間は、59時間以上にもなるらしいです。
ぶっ通しで観ても2日半かかる計算ですね。
ちなみにちなみに、アメリカではエンドゲームの公開に合わせて全22作品の一挙上映イベントが行われました。
日本でも同じような企画をしたら、どこかしらから怒られそうですね 笑
まとめ
アクション映画好き必見!
ヒーロー映画好き必見!
MCU映画の総決算
ヒーローたちの祭典、ここに完結
シリーズ作品も合わせて観ていただきたい一作
以上が「アベンジャーズ/エンドゲーム」のレビューです。
いかがでしたか?
記事中に何度も「総決算」とか「完結」とか言ってましたが、MCUの世界はまだ終わっていません。
6月に23作目の「スパイダーマン:ファーフロムホーム」が公開され、フェイズ3が幕を下ろしましたが
少しの間を開けて2020年5月よりフェイズ4がスタートします。
その後も半年に1本以上のペースで映画や、ドラマが展開されていきます。
つまり、追いかけるなら今なのです。
フェイズ3が終わり、フェイズ4が始まるまでのこの空白期間
新たにMCU映画を追いかけ始めるなら今がチャンスだと思いませんか?
現在公開されているのが23作品、単純計算だと月に3~4本程のペースで観れば、2020年5月の新作に間に合います。
まだ頭の中で考えている程度ですが、新作までにこのブログでも一作目からレビューして振り返っていきたいなぁなんて思ったりもしてます。(実現するかはわかりません 笑)
エンドゲームで一旦の区切りは迎えたものの、MCUの世界はこれからもどんどん広がっていきます。
是非一緒に追いかけていきましょう!
ということで
過去一番ボリューム多くなったんじゃないかな?笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、最近ちゃんと(?)ゲームできてない、かすてらでした!