【ゲームレビュー】NOT裁判の逆転裁判?「逆転検事2」をレビュー!(ネタバレなし)

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みなさんこんにちは!

管理人のかすてらです!

今回レビューするゲームは逆転検事2です。

実はわたくし逆転裁判シリーズが大好きでして…

ずっとプレイできていなかった逆転検事2を先日ようやくクリアできたので、感想などを記事にしたためることにしました。

 

逆転検事2とは

逆転検事シリーズの第二作目

 まず最初に「逆転検事2」とは、逆転裁判シリーズの派生にあたる作品です。逆転裁判シリーズが法廷という裁判の場を舞台にしていますが、逆転検事ではおもに事件の起こった現場を舞台として物語が進んでいきます。
 どちらのゲームも、事件を解決するために真実を追い求めるという目的は同じですが、逆転裁判は弁護士の、逆転検事は検事の視点で事件に立ち向かうというそれぞれの特徴があります。

 これらのゲームに触れたことのない人からすると、裁判や弁護士などと聞けば「何それ難しそう…」と思ってしまうかもしれません。

 ですが決してそんなことはありません!

 わかりやすいゲームシステムに、キャラクター一人ひとりが個性豊かで必ず自分ごのみのキャラクターが見つかり、物語にも入り込みやすくなります。キャラクター同士のやりとりもクスッと笑えるものがちりばめられ、裁判を扱うゲームですが終始シリアスな展開ということにはならず、物語の展開にわくわくしながらゲームを進めていけるので、是非1度プレイしていただきたいゲームシリーズです。

ストーリーの概要

  物語の根幹となるのは、主人公:御剣怜侍が検事と弁護士の間で揺れる心の葛藤です。検事として犯罪と戦っていくのか、父と同じ弁護士として依頼人を助けるのか。次々に起こる事件と、今は亡き父が過去に関わった事件がつながっていき、御剣を支える周囲の人間や犯人とのやり取りを通じて、はたして最後にどんな答えを出すのか…

 物語は全5話で構成されています。1つ1つの事件を解決していくうち、その裏で進行していたもっと大きな事件の概要がつかめていく様子は必見です。

おすすめポイント

 さて、前置きが長くなってしまいましたがここから今回「逆転検事2」をプレイしてみての感想を綴っていきます。

 緻密に練られたストーリー展開

 逆転裁判シリーズといえばその独自のストーリー展開が人気の一つですが、派生作品である今作もその例には漏れません。今作は「絆」をテーマに展開していくのですが、親子、検事と部下、親友など様々な関係性を軸に、事件とキャラクター同士の関係性が複雑に絡み合っていきます

  • 事件を解決していくうちに明らかになってくる黒幕の存在とその思惑。
  • 弁護士である父の存在と、検事としての在り方と主人公の葛藤
  • ともに真実を追い求める部下や助手、ライバルとの信頼関係

 疑問を紐解いていくうちに、バラバラだったピースがはまっていくのを実感した時の達成感はえも言えぬものがありますね。

個性豊かなキャラクターたち

 こちらも逆転裁判シリーズの人気の柱となっている要素の一つです。出てくるキャラクターがみんな個性が強すぎて忘れられないこともしばしば(笑)
 性格だけではなく、見た目や名前も印象に残りやすいのも大きいと思います。

 あとは表情の豊かさですね。喜怒哀楽のわかりやすい表情をしてくれるため、一人ひとりが見ていて飽きない一面をみせてくれます。
 特に真犯人が追い詰められた時の焦った顔や、真実が明らかになった瞬間のブレイクシーンは毎話楽しみにしていました。

 逆転裁判シリーズのプレイ経験のある方であれば「このキャラクターは…!」という人物もたくさん出てきていますので、過去作品のプレイ経験者は必見です!
 物語には絡んでこなくても、背景によくみると見覚えのあるシルエットがあるかも…?

2から導入された新たなゲームシステム

 本作は前作「逆転検事」とほぼ同じシステムとなっているのですが、新しいシステムも導入されています。

 それが「ロジックチェス」!

 これは簡単に言えば、秘密を隠している事件関係者から言葉巧みに証言を引き出すというものです。
 チェス好きな主人公がチェスの戦略に例えて、相手にチェック(将棋でいう王手)をかけていく様子から「ロジックチェス」という名前が付けられています。(シリーズ経験者であれば、証拠品ではなく言葉で解いていくサイコ・ロックといえばイメージに近いかも)

 ここは正直賛否が分かれるところだと思うのですが、私はBGMも相まって爽快感があるよい演出だと感じました。

気になった点

  ここまではファンによるべた褒めばかりでしたが「全てが完璧!」というわけではありません。

 人によっては「ここが合わない」というポイントになりそうな所も挙げてみました。

ボリュームの多さが裏目に…

 本作は全5話で構成されていますが、話ごとにチャプターのようなものが設定されており「第〇話 〇〇編 前編」という形で分けられています。

 が、それが細かい!

 端的に言えば1話1話が長いです。

 会話のテンポがよかったり、端々にネタが盛り込まれているので飽きさせない工夫はされているのですが、人によっては冗長に感じられてしまうかもしれません。

 私自身は終始楽しんでプレイできましたが、区切りのいいところで休みながら遊んでいたのでちょうどよいペースだったのかもしれないですね。

難易度がそこそこ高い

 本作のゲームシステムとしては

事件現場を調べて証拠品を見つける。

証言者(あるいは現場)のムジュンに対して、そのムジュンを証明する証拠品を突きつける。

 以上のことを繰り返して事件解決に導いていきます。どの証拠品をつきつければいいのかヒントがでたりすることもあるのですが、行き詰まることもありました。

 しかし、ひらめきよりも論理的にムジュンを考える思考が必要なゲームなので、完全に詰んでしまうということはないです!(最後の手段ですがネットで検索するという手も…)

シリーズ過去作品に関する会話・事件がよく出てくる

 こちらはシリーズ作品であれば仕方のない点ではあるのですが、過去シリーズや逆転裁判シリーズに出てきた人物や事件に関わるセリフが多く感じられました。(主人公が要所で「あの男」という言葉を使うが、それが誰かというのは出てこない)

 私は前作「逆転検事」をプレイしてからかなり時間が経っていた(4年くらい?)ため、もう一度プレイしたくなりました(笑)

 もちろん過去作を知らないと致命的ということはありませんが、知っていたほうが楽しめるのは間違いないと思います。逆に全く知らない方が気にならなかったりするのでしょうか…?

総括・まとめ

  良い点・気になる点をそれぞれ挙げてきました。

 結論を申し上げますと…

シリーズ経験者には是非プレイして欲しい一作!
初見の方でも、謎解きアドベンチャー好きな方にはおすすめ!

 といったところでしょうか。

 単体でもゲームとして楽しめますが、100%楽しむのであれば
過去作(逆転裁判1~3、逆転検事1)は是非プレイしてほしいです!

 そして私のように「気にはなっていたけど今更…」と考えているシリーズ経験者の方はこの記事を機会に購入をご検討下さい!

以下媒体で購入が可能です(2019.6.17現在)

  • ニンテンドーDS版
  • アプリ版

 アプリ版はiOS版で1話目120+2~5話セット2,400(各話個別購入は720)で計2,520
Android版で1~5話セットで2,520(個別購入不可)

 DS版であればAmazonや楽天市場(中古)などで2,000前後で購入できます(中古の割には高め…)

 ちなみに僕はリサイクルショップで2,000弱で購入しています。

 

 

 「逆転検事2」のレビューは以上です。

 いかがでしたか?

 この記事を読んで「やってみたい!」と思う人が一人でも増えてくれたらいいなと思います。

 是非皆さんの感想も教えていただければうれしいです!

 

 最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 それではまた次回の記事もよろしくお願いします!

 

 以上、かすてらでした!