月イチなのにその2とかいうムジュンを抱えながら始まりました映画レビューのお時間です 笑
今回はソニーピクチャーズ制作の3DCGアニメーション映画「スパイダーマン:スパイダーバース」(以下スパイダーバース)です。
映画「ヴェノム」のエンドクレジットにて予告が流れたのが記憶に新しく(古い)、Twitterでも公開後かなり話題になっていました。
加えて本作は、アカデミー賞長編アニメーション部門を受賞しています。
わたくしマーベル映画をよく観ている上に、スパイダーマンはかなり好きなキャラクターだったので気になってはいたのですが、引越しなどでばたばたしているうちにタイミングを逃してしまいました…
先日DVD・BDの発売、レンタルが開始されたのでやっとみることができました。
スパイダーバースとはどんな映画なのか、感想と合わせて書いていきましょう!
「スパイダーバース」ってどんな映画?
公式ホームページ ⇒ 映画『スパイダーマン:スパイダーバース』|オフィシャルサイト
多元宇宙からきたスパイダーマン達
『スパイダーマンはこの世界に一人だけ』
私たちはいつからそう決めつけてしまったのでしょうか
確かにこの宇宙にいるスパイダーマンは一人だけ
でももし「他の宇宙」があったとしたら…?
本作はマルチバース(多元宇宙)から集まったスパイダーマン『達』の物語です。
マルチバース(多元宇宙)とは?
「我々が住んでいる宇宙以外にも、別の宇宙が存在するのではないか」という仮説に基づいた考え方。
それぞれの宇宙にそれぞれの地球が存在しており、同じ人間が違う次元にも存在している。
しかし同じ人間であっても、同じ生まれ方や生き方をしているとは限らない。
「もしも、〇〇だったら…?」
そんな可能性が、別の宇宙では存在しているかもしれない。
つまり、 マルチバースの存在はその作品にとっての無限の可能性を示している。
ある日突然、放射性のクモに噛まれたことで特殊な能力を手に入れた少年マイルス。
その能力を使いこなすことができず苦戦する彼の前に現れたのは、ここではない別の宇宙のスパイダーマン達でした。
彼らは果たして、世界を守るため、自分たちの宇宙へ戻るため、時空を歪めようとするキングピンの野望を止めることができるのか。
そこが本作の本筋となります。
マイルスは自分の能力を使いこなすことができるのか?
マルチバースからきたスパイディ達は無事に帰ることができるのか?
マイルスは、スパイディ達は、キングピンの企みを阻止できるのか?
このあたりが見所ですね!
おすすめポイント
CGで描かれるアメコミの世界観
映像を見ての最初の感想はなんといってもその映像の綺麗さです。
でもただきれいなだけではなくて、アメコミらしいカラフルな色使いなども相まってとても引き込まれる映像でした。
スクリーンでみたらもっとよかったんだろうなぁ…
私個人的には、アメコミの画風というか絵柄ってあんまり好みではないんですが、この映画ではそういうこともなく、CGアニメーションの美しさに感動すら覚えながら最後まで観終えました。
メイキング映像の動画で語られていますが、CGアニメーションの中にフレーム単位で手書きのインパクトを加えることで、あの世界観・雰囲気を作ることができたんですね…
フレーム単位なんて目で追えない早さじゃないですか…
無意識のうちにアメコミの世界に誘われていたんですね
そらアカデミー賞も獲るわけですよ
メイキング映像はこちら↓
映像終わりの日本語版PVもめっちゃかっこいいので是非合わせてご覧下さい
実写ではできないコミカルな表現
メイキング映像のなかにも出てきていましたが、本作はかなりアメコミを意識した映像作りがされています。
映像の合間に差し込まれる手書きのフレームもその一つでありますが、漫画のコマ割りのような表現など随所にそれが感じられますね。
あとはスパイディたちのデザインが、キャラクターごとに微妙に画風が書き分けられてまして、別次元からきたんだなーっていうのが見た目でも感じられる作りになっております。(ハム(ブタ)とペニー(女の子)が顕著)
そして個人的に感動したのは、これもコミックのようにセリフに吹き出しが現れることがあるんですが、その表示がきちんと日本語表記になっていたことですね。
DVD・BDだからだったんでしょうか?スクリーンだと違ったのかな?
当方洋画吹替派でございますので、日本語吹き替え日本語表示に感動致した次第です 笑
それぞれのスーツがめっちゃかっこいい
公式のホームページやPVを見ていただければ一目瞭然なんですが…
スーツめっちゃかっこよくないですか??
まずピーター(赤いスパイディ)が着ているいつものスパイダーマンスーツはおなじみでかっこいいんですが、女性スパイディのグウェン(白いスパイディ)がきている白いスーツ。
パーカー付きのデザインで、足がすらっと見える女性っぽいシルエットもスタイリッシュです。
そして主人公のマイルス(黒いスパイディ)が着ている黒いスーツ。
赤と黒の組み合わせってだけでも厨二っぽくてかっこいいですし、よーーーくスーツのデザインをみてみると、なんか胸のクモのマークがちょこっとだけ不格好じゃないですか?
これは本編で見ていただきたいので詳しく触れませんが、この微妙に完璧でないところが、マイルスの駆け出し感を現しているようで、すごくマッチしていると思うんですよね。
スーツの見た目で、そのキャラクターの内面を表現しているところがまたにくい演出です…
あのかっこいいスーツをきたスパイダーマンたちが、かっこいい動きをしているところを是非映像でご覧いただきたいです!
まとめ
結局スパイダーマンってかっこいい
…ではさすがに雑なので(シンプルにはこの一言につきますが)
スパイダーバースは…
アカデミー賞受賞も納得の映像へのこだわり
思わず見とれるスーツデザインのかっこよさ
マイルスはいかにして壁を乗り越えるのか…?
スパイダーマン好きにははずさない一作!
劇場で観たかったなぁぁ、というのがいっちばんの感想ですね…
ともかくアニメーションではあるものの、完成度はかなり高く十分に見ごたえのある映画だと思います。
すでにレンタルも開始されておりますので、まだご覧になっていない方には是非観ていただきたいです!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
ゲーム中心にやる予定だったのに最近映画関連の記事多くね?
と、思い始めたかすてらでした!