今月もやってきました月イチ映画レビュー。
今回は新海誠監督最新作「天気の子」!
前作「君の名は。」が大ヒットした新海誠監督の描く、天気を題材としたストーリーに注目です!
「天気の子」とは?
本作は離島から東京にやってきた平凡な男子高校生と、不思議な力を持った少女の2人が織り成す、「天気」をテーマにした物語です。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」
引用元:映画『天気の子』公式サイト
少女はどうやって不思議な力を手に入れたのか?
なぜ力を手に入れたのか?
どのように力を使うのか?
不思議な力に振り回される二人とその周囲の人々。
彼らは最後、どのような結末を迎えるのか。
彼らだけが知る「世界の秘密」とは。
主人公の二人がいい具合に(意味深)周りを巻き込みながら、物語が展開していきます。
ではでは、本作の個人的注目点をいくつか挙げていきましょう!
注目点(いいとこわるいとこ)
繊細に描かれる自然の表現
新海作品といえば雨の表現の綺麗さで有名ですね。
本作においては特に天気が重要な要素となっていることもあって、かなり気合を入れて作画されているのを感じました…!
そして有名な雨の表現だけでなく、同じく「天気」というテーマに関連して風に流される雲の表現がとてもきれいで感動しました!
ここは好みによりますが、僕は絵のタッチ自体がかなりすきなのでそれだけでも見ていて飽きがきませんでしたね。
脇を固める豪華な声優陣
最近のアニメ映画で気になるのは、声を当てる声優を誰がやっているのかですよね。
主人公2人の声を演じているのは、帆高役の醍醐虎汰朗さんと陽菜役の森七菜さん。
恥ずかしながら醍醐さんについては本作で初めて名前を知ったのですが、舞台「弱虫ペダル」の主演の方だったんですね!しかも今回の帆高役はオーディションで選ばれたとか。
一方の森さんは今年話題になったドラマ「3年A組」にも出演されていました今大活躍中の女優さんですね!(個人的に可愛くてすきな女優さん)
さらには小栗旬さんや本田翼さんが中心の役で出演されているのですが、中心人物ではない役に本職の声優さんが当たっているのです。
タレント声優を中心に、本職声優が脇を固めるこの布陣…。近年増えている一方で、賛否両論あるキャスティング方法ですね…。
個人的には、主人公2人は全然違和感なく観ることができましたし、小栗さん本田さんについては「あぁ、あの人だな。」とわかりはするものの、気になって仕方がないという程ではなかったです。
エンドクレジットで流れる名前をみていると、声優陣が豪華なのがわかるかと思います。本職声優さんひとりあたりの出演時間相当短いんじゃないかな…。
ちょっともったいないかな、なんて思ったり…笑
映画に合わせて作られた音楽
本作の主題歌を担当するのは、前作「君の名は。」でも主題歌を歌ったRADWIMPS。
RADWIMPSと新海誠のタッグは、お互いにお互いのために作品を修正していく作り方をしています。
音楽に合わせて映像を変えることもあれば
その場面の雰囲気に合わせて音を追加することもあったり
音楽と映像がとても噛み合った映画となっています。
音楽によって、より気分を盛り上げられる場面にたくさんであえると思います!
謎の残るストーリー
本作の根幹にあるのが、少女の持つ不思議な力です。
ファンタジー映画にはつきものだとも思うのですが、その不思議さ故に正直なところ見終わった今もいくつかの謎が残っています。
詳しくはネタバレになりかねないので省きますが、「君の名は。」の時にも「あれはどういうことだったんだろう」と思うことがあり、それと似たような感覚になりました。
びみょーーーーーーにすっきりしないところもあるような…
まぁでもここは人による気がします。気にならない人には気にならない点なのかな。
あとは、考察の余地を残しておくことも作品の魅力のひとつかもしれませんね。
「君の名は。」とどっちが面白いのか
ここはネット上でも話題にあがるところですね。
個人的にはあまり別作品を比べることに意味はないかなぁと思うのですが…。まぁ今作はどうしても比べたくなりますよね。
かなり意見の別れる所だと思いますが、強いて言うなら僅差で「君の名は。」の方が僕は好きですかね…。でも相当僅かな差で、どちらの作品も楽しく鑑賞出来ました。
一緒に観にいった方は「天気の子」の方が好きと言っていたので、最終的な判断は是非みなさん自身で鑑賞して、くだしていただきたいです。
まとめ
映像だけでも引き込まれるきれいな天候表現
場面と合わせて作られた気分を高めるBGM
エンドクレジットで流れる名前にも注目
気になっている人は見てみる価値のある一作
以上が映画「天気の子」のレビューです。
いかがでしたか?
前作のヒットもあり、気になっている方も多いであろうこの映画。
気になる点もありましたが、僕はトータルでは観てプラスだったと思います。
観ようか迷っている方は、鑑賞を検討してみるのはいかがでしょうか。
以上、かすてらでした!