皆さんはHSPという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
比較的最近出てきた言葉ですので聞き馴染みがない人も多いことと思います。
僕自身この言葉に出会ったのはここ1年くらいのことでしたが、その時悩んでいたことにどんぴしゃりではまっていて
「これ自分のことじゃん!」
となったのを覚えています。
今回はHSPについて、簡単にお話してみようと思います。
…本題に入る前に前置きをさせてください。
僕自身HSPを自覚して日が浅いこともあり、自分が本当にHSPであるのか、悩むことも多いです。
今回のこの記事は、自分のHSPに対する考えを整理するという側面も大きくなっています。
それを踏まえた上で、皆さんの考えと照らし合わせながら目を通していただければと思います。
HSPってそもそも何?
ささいな刺激にも敏感な人のこと
この言葉はHighly Sensitive Person(とても敏感な人)の頭文字をとった言葉で、1996年にアメリカの心理学者であるエレイン・アーロン博士によって考案された言葉です。
アーロン博士は、全人口の5人に1人はHSPであると研究結果を発表しています。
数字で聞くと、結構たくさんいるんだなと思いませんか?
博士は、これは人間だけではなく、自然界に生きる動物たちにもあてはまるものだと話しています。
敏感さとはつまり、周囲の環境から情報を感じ取る感受性の高さであり、種族にとっての危険を回避するための危機察知能力が高いということなのです。
HSPは人間という種が生き残るために必要な存在・能力なのかもしれませんね。
HSPの特徴
HSPの特徴としてよく挙げられるのは
- 機嫌が悪い人が近くにいると緊張してしまう
- 痛みや光、音などの刺激に敏感である
- 空気を読む力に長けている(読みすぎてしまうことも)
- 相手に配慮しすぎるあまり、自分の意見が言えない etc...
これらは一部ですが当てはまる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、特徴ひとつとってみても人によって敏感さの度合いは様々です。
あてはまる項目が少なくても、その度合いが極端に大きければHSPといえるようです。
web上でできるチェックリストもありますので、興味のある方は是非お試しください。
チェックリストはこちらから→HSP診断テスト
HSPは”病気”ではない
ここはすごく大事なところなんですが
HSPは病気ではありません。
あくまでもその人の生まれ持っての気質なんです。
病気ではないのですから、治すことはできませんし、そもそも治す必要もないのです。
だけど、この気質によって困っている人がたくさんいるのが現実です。
では、HSPにより悩んでいる人は、この気質をどのように受け止めればよいのでしょうか。
HSPは”欠点”でもない
HSPには良い面がたくさんあります。
壮大な音楽や自然を前にして深い感動を得ることができたり
その良心的な性格から、周囲の人の困っていることをキャッチしていち早く助けることができたり
慎重に物事を考えることでミスを最小限にすることができたり
HSPの繊細さ・敏感さは、自分自身にはもちろん、社会にとっても有益な効果をもたらしてくれます。
HSPを「欠点」に感じ苦しんでいる人がいる一方で、その敏感さを活かして芸術的な仕事をしたり、他者の助けとなったりする人もたくさんいます。
HSPの「敏感さ」をどう捉えるのか、強みにするのか、弱みと考えるのかがとても重要だと思います。
繊細な気質とともに生きる
僕はよく、仕事の時や周りの友人などに「気にし過ぎだよ」「完璧主義だよね」と言われてきました。
自分でも納得していたところもあったのですが、HSPについて知るうちに、敏感さからくるものだったのではと気づきが得られました。
「気にしすぎ」とはつまり「気づきすぎ」ということだったんです。
HSPという言葉に出会い共感する人は、自分のこれまでに何らかの生きづらさを感じていた人だと思います。
HSPだと知ることで救われたという人を、ネットの世界でたくさん見てきました。
僕は、HSPだと自覚することはスタートだと思っています。
同じHSPであっても、その敏感さは人それぞれ多様なものですし、別の人の対処法が自分にも効果的かは必ずしもわかりません。
自分にはどんな特徴があるのか、どんな強み・弱みがあるのか、どんな場所なら自分は輝けるのか、自分を分析してあげることが大切だと思っています。
僕自身はまだ自己分析を始めたばかりで、これからの生き方の答えは出ていません。
ですが、今後色々な人と出会い色々な体験をするなかで、自分にできることを見つけたいと思っています。
まとめ
- HSPとは、刺激に敏感な人のこと
- HSPは病気ではなく、その人が生来もっている気質
- HSPにはいい面もたくさんある
- HSPを上手く活かすには自分を知ることが大切
いかがだったでしょうか。
今回はHSPとはなにかについてまとめてみました。
ざっくりとした説明ではありましたが、興味を持ってくれた方もいらっしゃったでしょうか?
この記事をきっかけにHSPを知ってくれる人が増えることを願っています。
最初にもお話しましたが、僕自身もまだまだHSPについて勉強している途中です。
もっとHSPのことを、そして自分のことを知って、うまく自分の特性を活かしていけたらなと思っています。
今後もHSPに関する書籍などについて、ブログ内で紹介していきたいなと思います!
ではでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の記事もよろしくお願いします!
以上、かすてらでした!